人類最初の耳栓は古代ギリシャ、大きく変貌するのは産業革命と戦争でした。イヤプラグの歴史探訪。
イヤプラグ開発の歴史
(History of earplugs-The trajectory of its development-)
人類最初の耳栓の痕跡は、紀元前850年の古代ギリシャの英雄叙事詩の『オデュッセイア』に遡ります。その後、大きく変貌するのは産業革命と、戦争によって過大な音量の世界が出現した時です。フランジ型耳栓、フォーム型耳栓と開発され、今は音量・音質を調整する耳栓が使われています。イヤプラグの歴史を探ります。
ディヴ・マシューズ・バンドのトランペット奏者 ラショーン・ロスが聴覚保全の重要性について語る
ディヴ・マシューズ・バンドのトランペット奏者 ラショーン・ロスが聴覚保全の重要性について語る
(Rashawn Ross Maintain Hearing Health)
聴覚の健康に関する情報発信を行っているThe Hearing Review誌にディヴ・マシューズ・バンド(DMB)で活躍するトランぺッターのラショーン・ロスが初めてイヤモニを使い始めた経緯や、その聴覚保護の役割を語っている“Sensaphonics Helps Rashawn Ross Maintain Hearing Health“という記事が掲載されました。
イヤモニはグレイトフル・デッドが1992年に世界で初めて着装して演奏を始め、その後ディヴ・マシューズ・バンド(DMB)が2001年にオール・シリコン製カスタム・イヤモニター2XSを世界で初めて使います。
世界最大規模の巨大な野外ステージをこなす両モンスターバンドがライブ音響機器で最先端を走っていたのは偶然ではありません。
Dave Matthews Bandはキャリア最初期の1995年に、ラスベガスで行われたグレイドフルデッドのライブに、オープニングでの演奏として招待され注目を集めます。そのことを含め、ジャムバンド的なライヴのスタイルによってアメリカでは、グレイドフルデッドの後継バンドとも言われています。
大音量で多くのライブをこなすモンスターバンドであるDMBでのイヤモニが果たしている役割など、興味深い点がリアルな言葉で数多く紹介されています。
ふるさと納税に音楽鑑賞特別モデル( Music eXtreme)のイヤホンが登場
音楽鑑賞特別モデルのイヤホンがふるさと納税に登場
(j-phonic K2(mx) – Music eXtreme)
ライブやコンサートの公演やレコーディングの際にミュージシャンが利用しているプロ用音響機材であるイン・イヤー・モニター(IEM:通称イヤモニ:プロ用イヤフォン)を音楽鑑賞用の音質に調整したモデルが、ふるさと納税の返礼品に登場しました。
今話題のイヤモニターをテレビ番組で特集として紹介されたことで、日本初のイヤモニの生産地である甲府市の「ふるさと納税」の担当者の目に留まりふるさと納税の返礼品に採用されました。プロ用のモニター機であるj-phonic K2の幅広い音響レンジと音質バランスを残したまま、音楽鑑賞に特化したチューニングにしてあります。グルーブ感があがり、あたかもコンサートホールやライブ会場にいるかのような臨場感を高めた、一般販売をしていないふるさと納税特別バージョンです。
クラッシックや、ジャズなどアコースティック楽器の響きが暖かく感じ、ボーカルも豊かな歌唱力が十二分に感じられるセッティングになっています。
j-phonicシリーズの K2 & m2の音質とフィットの良さを解説
ユニバーサルイヤホン j-phonic k2 & m2
(Universal IEM)
j-phonicシリーズの K2 & m2は、ライブやコンサート、公演やレコーディングの際にミュージシャンが利用しているプロ用音響機材である「プロ・ミュージシャン用IEM」イン・イヤー・モニター(IEM:通称イヤモニ:プロ用イヤフォン)です。
楽器の演奏者やボーカルの方が、自分の声や演奏をモニタリングし、音程などの音を解析することを目的としているため、音の解像度が高いだけでなく、とても自然に聞こえるのが特徴です。
ヴィンセント・ジョーンズのインタビュー。「ステージでもステージの外でも2MAXと共に。」
ヴィンセント・ジョーンズのインタビュー。「ステージでもステージの外でも2MAXと共に」
(ON STAGE AND OFF, VINCENT JONES STANDS WITH HIS SENSAPHONICS 2MAX)
ミュージシャン、作曲家、エンジニアでありプロデューサー、そして音楽監督として活躍するヴィンセント・ジョーンズは、Sensaphonics 2MAXをいつも利用しています。
モニタリングにとって、それは忠実さ、明瞭さ、信頼性、分離性、そしてフィット感が重要な意味をしており、ソフトシリコンとデュアルドライバー設計のSensaphonics 2MAXはその点で優れています。製品の素晴らしさを決めるのは、ドライバーの数ではなく、製品全体のデザインであるということだと話します。
そして、30年間のツアーやスタジオワークを経ても、基本的に私の聴力が変わらないでいられたのは、偶然ではないと語ります。
イヤモニ誕生秘話。エピソード5。「世界初のシリコンIEMへの挑戦」【イヤモニ生誕30周年記念】
イヤモニ誕生秘話。(エピソード5)「世界初のシリコンIEMへの挑戦」
(The Challenge of the World’s First Silicon IEM . IEM Episode5)
イヤモニの歴史は、一人の聴覚学者と難聴の危機を訴えたミュージシャンの来診から始まり、イヤモニターへと発展。世界で初めてグレイトフル・デッドが採用します。遮音能力に限界のあるプラスチック製から高遮音性能を求めて前人未到のシリコン製IEMへの挑戦が始まります。耳が行う音の変化の聴覚研究から始め、誰も成し得なかったシリコン成形を成功させます。今やトップ・アーティストが手放さないシリコン製イヤモニターが生み出されたストーリーを回顧します。【IEM生誕30周年記念『特集:イヤモニの歴史を探る』エピソード5】
イヤモニ誕生秘話。エピソード3。グレイトフル・デッド( Grateful Dead)が世界で初めて運用を始める。【イヤモニ生誕30周年記念】
イヤモニ誕生秘話。(エピソード3)「グレイトフル・デッドによる世界で初めてのIEMの利用」
( World’s First Use of IEMs by the Grateful Dead. IEM Episode 3)
イヤモニの歴史は、一人の聴覚学者と難聴の危機を訴えたミュージシャンの出会いから始まりました。グレードフルデッドのエンジニアに劇的に遭遇した生まれたばかりのIEMは、初めてバンド全員の装着で65,000人の公演で使われます。これを開発者が目撃したのが6月25日。30年目の今日、当時の様子を新発見の映像も加えて回顧します。【IEM生誕30周年記念『特集:イヤモニの歴史を探る』エピソード3】
イヤモニ誕生秘話 エピソード2。「聴覚学者と音響エンジニアの偶然の出逢い」【イヤモニ生誕30周年記念】
イヤモニ誕生秘話。(エピソード2)「聴覚学者と音響エンジニアの偶然の出逢い」
( A chance encounter between an audiologist and The Grateful Dead sound engineer. IEM Episode 2)
一人の聴覚学者と難聴の危機を訴えたミュージシャンの出会いから生まれた音楽専用のミュージシャン・イヤプラグ。その思想を発展させてイヤモニターの研究が始まります。この初めて使われたIEMは、シカゴでのテスト試用の場で偶然、そして何故か3000㎞離れたサンフランシスコにいるはずのグレードフルデッドのエンジニアと出逢ってしまいます。それは劇的にIEMが注目され始める大きなきっかけになっていきます。今まで知られていなかったイヤモニ開発のヒストリーを紹介します。【IEM生誕30周年記念『特集:イヤモニの歴史を探る』エピソード2】
イヤモニ誕生秘話 エピソード1「ミュージシャンの聴覚保護とイヤプラグの完成。」【イヤモニ生誕30周年記念】
イヤモニ誕生秘話。(エピソード1)ミュージシャンの聴覚保護とイヤプラグの完成
(An encounter between an audiologist and a musician who addressed the hearing loss crisis.IEM Episode1)
イヤモニの歴史は、1985年、一人の聴覚学者と難聴の危機を訴えたミュージシャンの出会いから始まりました。それが発展して1991年に世界初のIEMが誕生します。偶然、出逢ったグレードフルデッド。IEMがステージに登るまでには奇跡的な人々との遭遇があり多くのエピソードが隠されています。今まで語られる事がなかったイヤモニターが生み出されたストーリーを回顧します。【IEM生誕30周年記念『特集:イヤモニの歴史を探る』エピソード1】
ティンパニー奏者がイヤプラグの有用性を語る
ティンパニ奏者の安藤芳広氏がミュージシャンイヤプラグの有用性を語る
(Timpani player Yoshihiro Ando talks about the usefulness of ear plugs.)
演奏家にとって聴覚の大事さと早めのケアの必要性を難聴の実体験から発する「生の声」は大きな警鐘を鳴らしています。ミュージシャンイヤプラグを利用中の東京都響で活躍するティンパニ奏者の安藤芳広氏に、センサフォニクスの代表が伺いました。その1
ティンパニー奏者の安藤芳広氏がミュージシャンイヤプラグの有用性を語る/その2
ティンパニ奏者の安藤芳広氏がミュージシャンイヤプラグの有用性を語る/その2
(Timpani player Yoshihiro Ando talks about the usefulness of ear plugs.PART2)
演奏家にとって聴覚の大事さと早めのケアの必要性を難聴の実体験から発する「生の声」は大きな警鐘を鳴らしています。ミュージシャンイヤプラグを利用中の東京都響で活躍するティンパニ奏者の安藤芳広氏に、センサフォニクスの代表が伺いました。その2
自身の聴覚危機をきっかけにイヤープラグを必需品として愛用しているプロドラマーがリアルな体験を語ってくれました
イヤープラグを愛用するプロドラマーがリアルな体験を語る
( Special Interview:Takeshi Okitsu (Drs.)Who Uses Musicians’ Earplugs)
公演のためSensaphonics Japanラボのある山梨を訪れたドラマーでミュージシャン・イヤプラグの愛用者である沖津毅氏に、再製作したイヤプラグをわたす機会を利用してインタビューを行いました。難聴の発症からイヤプラグの必要性まで赤裸々に語ります。
イヤモニ、イヤープラグの開発製作者が直接、アーティストのレアな経験談に迫ります!
クラシックの音楽評論WEB誌”メルキュール・デザール”に『音楽家の騒音性難聴への朗報』が掲載されました。耳鼻咽喉科に開設された音楽演奏家の為のミュージシャン外来も紹介されています。
音楽評論WEB誌メルキュール・デザールに『音楽家の騒音性難聴への朗報』が掲載されました。
(Mercure des Arts Contents 2)
クラシックの音楽評論WEB誌”メルキュール・デザール”に、編集長の丘山万里子さんが執筆されたクラシック界における騒音性難聴の問題についての記事 『カデンツァ|音楽家の騒音性難聴への朗報|』が掲載されました。各種のデータを元にその警告を論じられるとともに、音楽家のために開設された専門治療のミュージシャン外来を紹介されております。
IEMにおけるシリコン素材の優位性について
IEMにおけるシリコン素材の優位性について
( The Advantages Of Silicone IEM)
イーグルス、ビリー・ジョエル、オジー・オズボーンからマルーン5、コールドプレイ、ビヨンセ、レディー・ガガまで、今やグラミー受賞者の大半がSensaphonicsのIEMを愛用している。日本でも長渕剛、桑田佳祐、椎名林檎……著名なトップアーティストほどシリコン製IEMを支持しているのは何故なのか? その理由を探ってみる。
80デシベルで週に40時間まで!? WHOがITUと共同で音量基準“NEW WHO-ITU STANDARD” を策定!!
WHOがITUと共同で音量基準“NEW WHO-ITU STANDARD” を策定
( New WHO-ITU Standard Aims To Prevent Hearing Loss Among 1.1 Billion Young People)
世界保健機関WHOは2019年2月12日、かねてより警告していた若者の難聴問題を視野に、音量規制に関する初の国際基準を発表しました。