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「春のヘッドフォン祭2018」開催 dBチェッカーでイヤホン音量を計測
(Headphones Festival Spring)

ヘッドフォン、イヤフォンなどを中心としたポータブルオーディオ製品の祭典「春のヘッドフォン祭2018」が、4月28日(土)と29日(日)の2日間、中野サンプラザ(東京都中野区)にて開催されました。



 

㈱フジヤエービック主催のもと年々規模を拡大し、今や世界中のオーディオ・ファンや関係者に親しまれるようになったこのイベントも、今回でついに10周年。国内外100社以上のメーカーや販売会社に交じり、春秋通算10回目の参加となるSensaphonics/j-phonicのブースには、早くから多くのファンが詰めかけました。

この祭典の魅力といえば、さまざまなオーディオ製品の試聴ができ、話題の新製品にも実際に触れられること。なかでも、Sensaphonicsのジャパン・ラボによる独自技術「Move-InterLock(ムーブ・インターロック)」の注目度はかなり高かったといえます。

Move-InterLock(ムーブ・インターロック)」機構は、シリコン製シェルでもまれに発生していた、外耳道の位置のズレが引き起こす遮音性の低下による“パコ音(外部音の漏れ)”を抑制すべく、外耳道に収まる部分の先端に空洞を設けてシリコンの柔軟性をより高めるという、世界初の新技術。この加工を採用することで、ヴォーカリストをはじめ、演奏時に口の開閉が不可欠なミュージシャンに顕著な外耳道の変形に連動し、柔軟に形状が変わるIEMが実現します。

また、同様にブースで人気を集めていたのが「dB(デシベル)チェッカー」です。こちらは、自社IEM使用中に耳の中で実際にどれだけの音量が出ているのかを計測できる装置で、耳にとって危険な音量に対する警告としても有効です。

イベントでは実際に「dBチェッカー」を体験してもらい、自身が通常聴いている数値を予想して賞品(イヤホンケース)を当てるクイズも行われました。興味津々で挑戦した男性の1人は、かなり近い数値を予想。残念ながら賞品獲得とはなりませんでしたが、日常的には安全な音量で音楽を聴いているとわかり、安心した様子でした。逆に、かなり危険な音量で聴いていたとわかってショックを受ける体験者もちらほら。いずれにせよ、安全な音量で聴くことの大切さに改めて意識を向ける、貴重な機会となったようです。

こうして「春のヘッドフォン祭2018」は、2日間でのべ1万人を集客。Sensaphonics/j-phonicのブースも、レアな体験や話題の製品を目当てにした人々により終始、賑わい続けていました。

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