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An Article Reflecting A Special Discussion With Michael Suntucci Was Appeared In “PROSOUND 6/2008”

2008年2月、「PROSOUND」編集部が”イヤモニのあり方を考える”と題した緊急座談会を開催。日本屈指のプロミュージシャンや音響関係者とともに、ちょうど来日中だった米国Sensaphonics社の創業者にしてオーディオロジスト(聴覚学者)のマイケル・サントゥッチ氏も招かれ、熱く語り合われた内容が同誌6月号に8ページにわたって掲載されました。

 

 

特別企画!!  来日中のマイケル・サントゥッチ氏を迎えた緊急座談会の様子が音響専門誌「PROSOUND」6月号(5月17日発売)に掲載されました

 

 

今回の緊急座談会は、近年、日本の音楽シーンでも急速に普及しているイヤーモニターについて、「誤った使い方が多く、ユーザーの耳を破壊しかねない!」といったSensaphonics Japan代表からのメッセージを受け、「PROSOUND」編集部が企画。長年にわたりオーディオロジストとして聴覚保護を呼びかけている米国Sensaphonics社のマイケル・サントゥッチ代表が来日していたこともあり、難聴についての正しい知識、イヤモニ先進国であるアメリカの様子を聞きながら、“これからのイヤーモニターのあり方を考える”というテーマでトークが繰り広げられました。

参加メンバーは、大御所エンジニアで日本初のエンジニア集団「ケネックノック」の代表取締役:杉山茂氏、日本屈指のベーシスト渡辺建氏、トップアーティストのモニターエンジニアを務める三井崇氏、とそうそうたる顔ぶれ。そしてSensaphonics Japanからは、同時通訳もあわせて行った政次孝信代表とテクニカル・アドバイザーで音響エンジニアの墨川省三氏が加わり、司会進行をサウンドエンジニアの半澤公一氏が務めるという、二度とない豪華共演が実現しています。

 

音楽・音響シーンの第一線で活躍するプロはさすがに聴覚保護への意識も高く、内容は個々で実践している耳のケア、現場でのイヤモニ利用の実際、エンジニアサイドからのイヤモニ利用の課題に対する率直な意見や提案など多義にわたり、興味深いものとなっています。音量を体感したいというミュージシャンの要望を優先しがちになってしまうエンジニアのジレンマ、実際に突発性難聴を経験した渡辺氏が語るイヤモニの使用感などの話題を通じ、特にプロの現場では聴覚が常に危機にさらされているという意識が大切であることがわかります。

 

そして、やはり印象的なのはマイケル・サントゥッチ氏の発言。アメリカにおけるイヤモニのニーズと普及の経緯、イヤモニのメリットとデメリットなどに触れつつ、イヤモニの正しい使い方を理解する必要性について、アメリカの現場の様子を交えてトークを展開しています。

日本ではイヤモニを正しく使用していないミュージシャンによってステージ上の音量がなかなか下がらない、という話になると、マイケルは米国で実施したプロミュージシャン20人におけるイヤモニの感じ方についてのスタディを紹介。アーティストの耳を守るのは誰か、という問題提起をベースに、音量を下げてもプレイできることを伝えていく必要があると力説しています。

また、騒音性難聴の実態、聴覚ダメージの特徴などを踏まえた難聴の正しい知識、イヤモニの片耳使用では両耳使用と同等の音量を得るためにより大きな音が必要になる危険性など、マイケルは具体的に解説。最後に、年1回程度の聴力検査で自分の数値を認知し、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を守るよう呼びかけました。

 

この座談会の様子は“特別企画 イヤモニのあり方を考える緊急座談会 音のプロフェッショナルたちよ アーティストの耳を守れ!”というタイトルで、「PROSOUND」6月号(2008年5月17日発売)に掲載。気になる方はぜひご一読ください!

 

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