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ゴールドサークルセミナー、音楽専門オーディオロジスト養成プログラム
(Gold Circle Seminar Sensaphonics trains musician-specialized audiologists)

Gold Circle Seminar

オーディオロジスト(聴覚士…聴覚の専門家)のためのセミナーで、音楽関係の問題に精通する専門家を養成しています。セミナーでの具体的なトピックスとしては、難聴防止のための高度な技術、コンサートにおけるサウンドシステムの基本、モニタリング技術の概要、製品情報、楽屋でのマナー、ミュージシャンや制作担当者およびファンへのマーケティングなどが含まれています。

Gold Circle Seminarとは

Sensaphonicsが主催する

オーディオロジストのためのセミナー

Sensaphonicsが2008年より毎年複数回、2日間にわたって開催しているオーディオロジスト(聴覚士…聴覚の専門家)のためのセミナーで、オーディオロジストであり聴覚学の博士であるマイケル・サントゥッチの指導のもと、アーティストやサウンドエンジニアなどの音楽専門家のニーズを満たすために必要な専門知識と実践的な訓練を提供し、音楽関係の問題に精通する専門家を養成しています。

2018年10

2013年6月

セミナーの目的は、ミュージシャンやサウンドエンジニアなどが、長いキャリアを通して聴覚の健康を維持していけるようにするために、専門の訓練を受けたオーディオロジスト(聴覚士)のネットワークを構築することです。各回の参加者は先着で4~5人を定員として、シカゴのSensaphonics本社で、カスタムIEMの有用性を含む実用的な技術情報と、技術的な製品情報を独自に組み合わせた内容のクラスルームセッションと、実践的なトレーニングセッションが行われます。

「アメリカにおいてIEMは大学の聴覚学科で扱われていないため、IEMの仕組み、プロとしての使用方法、より安全に利用する方法を教えることで、このギャップを埋めています」とマイケルは語っています。

音楽業界における聴覚学のニーズに焦点を当てたユニークな内容

セミナーでの具体的なトピックスとしては、難聴防止のための高度な技術、コンサートにおけるサウンドシステムの基本、モニタリング技術の概要、製品情報、楽屋でのマナー、ミュージシャンや制作担当者およびファンへのマーケティングなどが含まれ、音楽業界における聴覚学のニーズが他の職場環境とどのように異なるのか? というポイントに焦点が当てられています。さらにSensaphonics社のIEM製造施設(公開エリア部分)と防音検査室などミュージシャンの聴覚クリニックの見学ツアーも行われます。

また、実践トレーニングでは、適切な耳型採取のスキルの向上のための訓練のほか、実際のステージでウェッジスピーカー(フットモニター:ころがし)とIEMの両方を試したり、IEMのサウンドレベルを測定したり、ライブバンドとの実演デモセッションを通じてIEMを使用したミュージシャンやサウンドエンジニアと交流したりと、参加者にとって初体験となるユニークな内容となっています。

2015年5月

認定証の取得者は音楽業界のニーズにも対応できる専門家に

これらのカリキュラムを通じ、セミナーに参加したオーディオロジスト(聴覚士)たちは“ゴールドサークル認定証”を取得し、音楽業界のプロのニーズにも応えられる専門家として、次のレベルでの活躍の場を広げることができるようになります。

なお、2014年7月、Sensaphoicsは、このGold Circle Seminarが米国聴覚学会(AAA)による継続教育ユニットの認定を受けていることを発表。卒業生は1.4 CEU(Counting Education Unit*)を提供されることになりました。近年では希望に応じ、ゴールドサークル聴覚士を対象として、個々のモニタリング技術を迅速に向上させることのできる“ゴールドサークルリフレッシュコース”も設けられています。

現在Gold Circleの認定証を授与されているオーディオ・ロジストは米国並びにカナダで合計96名となっています。

*CEU(Counting Education Unit)とはアメリカの国際継続教育訓練協会(International Association for Continuing Education and Training:LACET)が組織的に運営している継続教育ユニットのことで、ある一定の基準を満たした継続教育の量を、標準化された単位に換算する制度です。主に職業上のスキルアップ訓練など、原則として大学で単位を得られる授業以外の学習、専門職の教育課程や職業教育を対象とし、LACET公認の提供者および団体によるカリキュラムを修了すると、CEUを取得できます。1CEUはトレーニングへの参加時間10時間分に相当し、十分なCEUを取得することは専門的能力の証明として役立ちます。

……………過去に開催されたセミナーの卒業生……………

2015年6月

 

2014年5月

2011年7月

 

2011年9月

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