Sensaphonics のカスタムIEMシリーズは2004年の日本上陸当初から、常にステージユーズにこだわり、現場にそくしたグレードアップの技術開発を行ってきました。その為、技術がありながらも、従来の簡易な「取り外しが出来るだけ」のリケーブルを販売する事を避けて来ました。そして今年、長い研究と MMCX ケーブルの小型化により、プロの現場でもイヤモニ本来のパフォーマンス性を発揮できるリケーブル・モデルが完成しました。
パフォーマンス性を保つ3つの新要素!
1、着脱部にステンレスワイヤーを搭載!
ステンレスワイヤーを耳回りのケーブル内に組込み、自由にケーブルを曲げて耳へのフックを作りだし、確実に固定することが出来きます。これにより、ケーブルの断線を防ぎ、パフォーマンス時にケーブルが耳元で暴れる問題を解決しました。
2、MMCX 着脱ジャック プロユーズを念頭に調整
Sensaphonics 製 MMXC ケーブルは、間違ってもライブ中に外れてしまうようなケースが無いように考慮され、米国でプロミュージシャン、エンジニアを交えて、実験を繰り返し実施し、その効果を実証しました。
3、劣化防止機能!
従来のリケーブルに比べ汗が侵入しないため、イヤモニの故障や、音の変化、ケーブルの劣化を少なくしました。
品質に拘るからこそ避けていたリケーブル
~そして生まれた新型リケーブルの開発秘話~
Sensaphonics のイヤモニはプロユーズにこだわり、現場でのトラブルの少ない製品品質を保ってきました。従来の交換ケーブルは、単に交換できるという点だけで開発された為、その固さゆえに、耳に巻きつかせるようなラインがとりにくく、特に激しいライブではイヤモニ本来のパフォーマンス性が保てないと言う問題があり、ステージ上への導入は避けていました。ケーブルの重量は、その重さにより本体が引っ張られる為、本来イヤモニの強みであるフィット感を緩めたり、パフォーマンス中に外れたりする問題が発生します。その為、従来はケーブルを軽量化する事により、ケーブルが原因による不具合の発生しにくい方式とっていました。
しかし、ケーブルは傷みやすく、不具合が発生しやすいパーツです。モールドとケーブルが一体型の場合は、故障などに素早い対応が出来ない問題がある為、イヤモニ本来の強みである、パフォーマンス性を保ったままリケーブルを開発出来ないかと、研究を続けてきました。MMCX のケーブルがカスタムイヤモニへ導入されるきっかけとなったのは、同じシカゴに本拠を持つシュア社と Sensaphonics 社との深い関係性です。開業当初より技術提携と人的交流を繰り返しており、今回のMMCX ケーブルについても、開発当初から協力して完成へたどり着きました。外観的には従来と同じ同軸ケーブル型ですが、現場の為に開発されたその品質は、パフォーマンス時に感じるフィットの安定感と、緊急時にもすぐに対応できる安心感が物語っています。
プロのイヤモニに求められる4つのパフォーマンス性
1、使用者の聴力を守る・・・・・・・・・・・・・高遮音性能
2、長時間使用による耳への痛みをなくす・・・・・柔らかいフィット感
3、操作(MIX)しやすいフラットサウンド・・・・モニターバランス
4、故障・断線が少ない・・・・・・・・・・・・・耐久性、使い易さ
今回のMMCXケーブルは上記4.の要件のグレードアップです。MMCXケーブルの登場により交換の利便性が高められました。
プロの現場では待ったなし!です。スペアケーブルを常備することにより本番直前のアクシデントでも、〈その場で〉〈誰でも〉〈簡単に〉交換をすることが出来ます。予想できないケーブルトラブルをこれでケアーすることができるようになりました。
〇汗に対する対応もOKです。汗の侵入によるジリジリ音の発生がありません。
〇ケーブルのロックの確実性・堅牢性は驚くべき安定を示しています。
〇演奏中に不用意な「外れ」は全く心配ありません。
MMCX リケーブル加工料(ご希望の場合の追加オプション加工になります)
12,000円(MMCXケーブル1本分を含む)(税抜き)
MMCX ケーブル(単品)
7,800円(税抜き)
※なお、耳の大きさが小さい方の場合、MMCX 加工が出来ない場合がございます。その場合、リケーブルではない従来のノーマルケーブルの仕様、あるいはリケーブル加工が出来る商品(ドライバー数の少ない製品)のご提案をさせて頂くことがございます。