NEWS PHONIC

Sensaphonics Japan CEO Gave A Lecture On IEM At Seminar Of Yamanashi Sound Technician Association

「イン・イヤーモニターシステムについて」をテーマに開催された山梨音響技術者協会の研修会で、Sensaphonics Japan代表の大八木哲夫氏が登壇。聴覚の構造や機能の仕組み、大音量がもたらす難聴の危険性などについて講義を行い、イヤモニター役割、正しい利用法を通じた安全な音響の実現へ理解を促しました。

 

 

山梨音響技術者協会の研修会でSensaphonics Japan代表が講演!安全なライブ音響実現への理解を提唱しました

 

2019年5月16日(木)、夏の陽気が見え隠れし始める山梨県民文化ホールで山梨音響技術者協会の研修会が開催され、Sensaphonics Japan代表の大八木哲夫氏が講演しました。

山梨音響技術者協会は、山梨県内外で活動をしている音響エンジニア、NHK、民放各局の技術者、コンサートホールやライブハウスの音響管理技術者、音楽フェスなどのイベントプロモーター、プロダクション関係者、音響機器メーカー・販売店の技術関係者などのメンバーで構成されています。その職種は多方面で専門的な音響・音楽関連の業務技術者に広がっています。

本年は山梨音響技術者協会の設立20周年の記念すべき年にあたり、その総会と研修会が、山梨の文化発信の中心的な拠点としてさまざまなイベント・公演などが行われている山梨県立県民文化ホール(YCC県民文化ホール*)で開催されました。

 

今回の研修会のテーマが「イン・イヤーモニターシステムについて」ということでPAエンジニアや放送など、音響関係の仕事に携わっている方々や音楽振興を提唱されている甲府市の市議会議員など多方面からの出席があり、研修会の会場は早々と満員となり、席を追加しなければならなくなるほどの大盛況。最近では最も多くの出席者があったようです。

 

研修会では、最初にイヤモニの沿革や聴覚器官の医学的な構造、音の聴こえる仕組み、大音量による難聴の危険性などについて講義が行われ、具体的な現場でのイヤモニターの利用の考え方、そこから導き出される安全な音響の実現、健康への理解が促されました。

音響の現場ではPAの方やアーティストが大音量に暴露されており、遮音性の低いイヤモニターを使用すると外音にマスキング(外音が聴こえないようにするために、より大きな音で隠す行為)をして使うことになるため、より大きな音をイヤホンから出してしまう傾向があります。そのような使い方は結果的に危険性が上がってしまうということへの理解が必要であり、そのため、イヤモニは耳を悪くするものという誤った認識を持たれる方がプロの現場でも散見されます。プロニーズにおけるイヤモニターには遮音性能が最も大きな要素とし

スライドを使ってわかりやすく講義をする大八木代表

て考えられなければならないという理解が講義を通して深まり、音量と遮音性の関係についての誤解が解消されたという感想も見受けられました。

講義では様々な裏話も飛び出し、今では普通に使われるようになった「カスタムイヤホン」という名称が山梨の“ほったらかし温泉”で命名されたという、地元ならではの話に会場は盛り上がりを見せていました。

 

実機が展示されたブースでは音響技術者の方々も視聴したり手に取ったり質問したりと興味津々の様子でした

また、実機を展示したブースでは、技術者の方々がイヤモニやミュージシャン・イヤプラグを直接手にとり、試聴することで音質や遮音性、シリコンの柔らかさや触れてみた感触などを通じて、直接イヤモニの魅力を感じられるようになっていました。実際に手にとることでその場で生まれた疑問などは直接担当者に質問でき、技術者同士の相互交流の機会となりました。

また、第二部ではゼンハンザージャパンの講演が行われ、ワイヤレスオーディオシステムやボディパック送信機の紹介、それらを実際に試用できる展示が催され、会場内でワイヤレス試験なども行われました。

ATL INCからも骨伝導ヘッドホンやアンプの新製品の発表、展示が行われました。

 

 

*2011年4月1日から2019年3月31日までの8年間、甲府市に本社を置く宝石貴金属製造業・販売業のコラニ―(株)が命名権を取得して「コラニー文化ホール」の呼称を用いたが、2019年4月1日以降は甲府市に本社を置く情報処理サービス業の㈱ワイ・シー・シーが命名権を取得し「YCC県民文化ホール」の呼称が使用されている。

 

 

合わせて読みたい関連記事

Comments are closed.